2012年02月09日

576)魏生学副所長にきく(2)

大同事務所の副所長・魏生学さんへのインタビューの後半です。

学校をでてから、ぼくは新栄区で、中学の先生をしていたんだけど、
家族がみんな、大同市内に引っ越したので、
ぼくも、市内に住むことになった。
いまとちがって、教員になるのは、むずかしかったからね。
市内で教員になれないので、
大同市蔬菜公司という、野菜流通の会社にはいった。
そのころは、自由市場なんかなくて、
その会社が、農村の野菜を、統一的に買いつけ、
それを市内に流通させていたわけだ。


ぼくが配属されたのは、基建科というところで、
建物を建てたり、その修繕をしたりする部門。
やったのは、管理のしごと。
自分としては、実際のしごとをしたかったのに、それができない。
けっきょく、1年だけここにいて、
つぎにいったのが、共青団大同市委員会。

どうやって入ったかって? 
高見が以前、李世傑副市長にあったとき、
彼女が「小魏は自分が採用した」と、話しただろ。
その当時、彼女が共青団大同市委員会の書記だったんだ。
そして、副書記に陳〇〇がいた。
その陳さんと、ぼくの兄が、友だちだったんだね。

で、共青団に紹介してくれたんだけど、カンタンじゃなかったんだ。
蔬菜公司に、人が派遣され、
魏生学というのは、どういう人間か、徹底的に調査された。
それから共産党の、組織部長の面接を受けて、共青団で働くことになった。
でも、配属されたのは組織部で、やはり机のしごとだった。
1989年7月のこと。

賃金は64元だった。
それまでは、もうちょっと、よかったんだよ。
新卒で、中学校の先生になったときは、賃金が64元、
それにプラスして、新栄区は山区ということになっていたから
山区手当てが7元、教育手当てが5元で、計76元。
それが64元にへったけど、1年後には、また76元になった。

いまの、緑色地球網絡大同事務所にくることになった経緯は、
こういうことなんだ。
もともとこの協力事業は、雁北地区ではじまったでしょ。
大同周辺の農村部が、雁北地区だった。
1993年に、大同市と雁北地区が合併して、大同市になった。
両方の共青団もいっしょになって、共青団大同市委員会になり、
この協力事業を、以前の雁北地区委員会から引き継いだ。
そして、副書記だった祁学峰が、担当することになったんだ。
祁学峰も、自分1人ではできないから、共青団のなかを見渡して、
ぼくを選んだわけ。
まじめに仕事をする人間が、ほしかったんだと思う。

うん、言われるとおり、友だちは多い。
しごとは、できるほうじゃないんだけど、友だちは多い。
性格なんだろうね。
師範学校の同級生が、40人いるんだけど、
26人くらいは、いまでも集まる。
そのころは、自分でしごとを選ぶことはできなくて、
みな大同市内の職場に、配分されたからね。
40人のうち男は18人で、いまでも先生をしているのは4〜5人かな。
女性は、ほとんど先生だけどね。

義兄弟のこと? 
あれは親戚関係じゃなくて、もともとは同級生の関係。
同級生の同級生とか。
規則を決めてて、家庭内、きょうだいのなかの順番と、
一致しないといけないんだよ。
ぼくは、7人きょうだいの7人目だから、
義兄弟のなかでも、ラオチー(老七)。
ほら、石炭管理会社の幹部の彼がラオター(老大・長男)なんだけど、
老大は荷が重いといって、逃げてるんだよ。

実のきょうだい以上に、助け合うんだよ。
だれかがなにかで困っていると、なにをさしおいても、助け合う。
老大は、石炭会社のトップだったから、
ぼくが「どこどこで、どれだけの石炭がいる」と連絡すると、
すぐに、それを届けてくれる。
お金は1年後でもいい(笑い)。
ほかにも、ラオジュウ(老九)まで、いろいろいる。

このしごと、1994年からだから、もう18年だ。
いま、農村を回って感じるのは、水がなくなったことだ。
ぼくらが小さいころは、水が多かったんだよ。
市内に移り住んだころも、河にはずいぶん水があった。
だから、急になくなったんだね。
どういう原因なのか、わからない。

もともと春は雨がなかったんだけど、農暦の7月には雨が降ったんだよ。
立秋(8月8日前後)がすぎてからしばらくは、連雨といって、
雨がつづいたものだ。
日本の梅雨のようなものかな。
秋雨連綿ともいった。
高見がきだしてからも、1995年には降っただろ。
でも、あれからは降らない。
だから、雨は、減ってると思う。
それにしても、いまの水の減少は、それだけが原因とは思えない。

ガオジェン(高見)とも、長くなったねえ。
いまでも思い出すよ。
2002年のことだけど、太原に学習にいくよう指示されて、
ほかにもいろいろとあって、
高見と、大同賓館で会ったとき、
「もうこのしごとをつづけることは、できないと思う」と言ったら、
高見は、涙ぐんでしまったんだ。
あのときのことは、忘れられないよ。

友だちとも、話すんだよ。
自分は出世したいとも思わないし、お金もほしいとは思わない。
高見が苦労しているのを、知っているからね。
自分で役に立てることは、したいと思っているんだ。
posted by koko_tayori at 15:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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