2012年03月02日

578)私たちの出発点

先週の土曜日の午後、ふだんよりはずっと時間をとって、
緑の地球ネットワークの、世話人会を開きました。
東京方面からも顧問と世話人、5人が駆けつけられ、
合計18名の出席でした。
そのなかで、緑の地球ネットワークの設立の趣旨はなんだ、
20年がたって、成人を迎えるにあたり、
出発点を再確認すべきではないか、という意見がありました。

そのとおりです。
私たちは、1992年1月に、準備会として活動を開始し、
1993年4月に、第1回会員総会を開催しました。
そのときの「結成アピール」が、設立趣意書にあたるものでしょう。
1999年6月、NPO法人として、再発足するときの、設立趣意書も、
この「結成アピール」を、踏襲しました。
定款にも、この趣旨が、折り込まれています。

ずーっと、いつも、意識に止めている、というわけではありませんが、
やはり、私たちの活動の、基礎です。
当時の世話人会で、ずいぶん議論しました。
いま読んでも、ふるくは感じませんし、
けっこうユニークな点も、備えていると思います。
お読みいただければ、さいわいです。


緑の地球ネットワーク結成アピール

かけがいのない地球が深く傷ついています。
大量生産と使い捨ての社会は、豊かさ・便利さを実現したようにみえながら、
じつは生命そのものの危機をももたらしました。
「ライフスタイルの転換が必要」という人は日本でもいまや多数派であり、
それを具体化する道を探らなければなりません。

地球のもう一方には、環境破壊と貧困の悪循環に苦しむ人たちがいます。
なかでも森林の消失による環境悪化によって、
広大な地域で人びとの生活基盤そのものが失われつつあります。
「南北」の分裂と不平等がこれ以上拡大するとき、
そのいずれもが滅びるしかないでしょう。

環境に国境はありません。
地球はますます小さくなっています。
私たちは自分の足元で緑を守り、緑とともに生きることを追求するとともに、
地球環境のための国境を越えた協力をめざします。
とりわけ、水土流失・沙漠化・洪水と生存をかけてたたかい、
森林をとりもどそうと努力している人びととしっかり結びつきたいと思います。
地球のどこかで再生する緑は、ときがたてばたつほど、
その意味を明瞭にするでしょう。

準備会のこの1年、私たちは中国黄土高原で協力を具体化し、
またネパールでも可能性を追求してきました。
私たちのネットワークが広がり、深まれば、
より多くの地域と協力関係をもつことができます。
新しい共生、新しい循環の可能性を求めて、一歩をふみだしましょう。

緑の地球ネットワークが求めるのは、自立した諸個人の多様な結びつきです。
いま環境のためになにをなすべきか、
一人びとりがその気になればできることはたくさんあります。
まずは自発的に行動し、お互いに尊重しあい、
信頼の原則のもとに新しい広がりをつくりだしましょう。

緑の地球−−21世紀に可能性を生み出すために!
      1993年4月11日
            緑の地球ネットワーク会員総会

たたき台をつくったのは、私なんでしょうけど、
読み返して、いまよりずっと、前向きだったと感じます。
現場で、地面にはりついて、木を植えつづけていると、
だんだん、下向きの姿勢に、固定してしまうようですね。
さまざまな事情をかかえたところで、
相手方の信頼をうるためには、言ったことはやる、やりぬく、
ということが、いちばんたいせつだと思って、努力してきました。
それがいつのまにか、できることしか言わない、ということに
なっていないともかぎらない。
むずかしいところです。
posted by koko_tayori at 10:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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