2012年04月03日

580)高速道路

霊丘の南天門自然植物園から、大同への帰りに、
大きな変化がありました。
高速道路が、開通したのです。
といっても、全線ではありません。
霊丘県城のちょっと北に、インターがあり、
そこから渾源県城の、ちょっと西までの区間です。
そのあいだを、40分ほどで、走り抜けました。
これまでは、最低でも、90分はかかった道です。


時間の短縮、だけではありません。
これまでの道路、しょっちゅう、渋滞があったり、
閉鎖されたりしたんですね。
1998年3月末のことは、忘れることができません。
渾源県南部の山地で、雪が降りました。
そのために、峠道で、大渋滞が発生したのです。
用心のため、午後2時ごろには、霊丘を出発したのですが、
大同についたのは、日にちの変わった、午前3時でした。
バスのなかの私たちは、酒をもちだし、
カラオケ大会をやったりしてたんですけど、
大同で待つ人たちは、心配で、眠れなかったそう。
当時はまだ、携帯電話が、普及していませんでした。

その峠を、高速道路は、トンネルで抜けます。
恒山も、トンネルを通しました。
あっけないほど、便利になったんですけど、
途中の風景をみることができないのは、ものたりない感じです。
渾源−大同、渾源−広霊も、工事がすすみ、
ことしの5月には、開通するようです。

ところで、緑色地球網絡大同事務所の運転手の小郭、郭宝青は、
運転するとき、地図にたよりません。
というより、信用していない。
だいたいの見当をつけて出発し、
近づいたら、そのところ、そのところの人に道をきいて、
目的地に、アクセスするのです。
そして、いつも感心するのですが、
いちど走った道は、いつまでたっても忘れない。

私はといえば、地図がないと、不安でしかたがない。
なにも、くるまを運転するときとは、かぎらないのです。
どこにいるときも、自分がいまどこにいるか、
(自動車であろうが、汽車であろうが)
地図で確認しないと、落ち着かないのです。

つい最近、河北省保定市の、安国市にいきました。
違和感を感じた人も、あると思います。
市が、重なっているんですね。
中国の市は、市級の市だけでなく、県級の市もあるんですね。
県のクラスなのに、それなりの経済規模をもっているところは、
市を名乗るわけ。
そのほかに、省と同格、というより、一般の省よりうえの、
北京、上海、天津、重慶といった、直轄市もありますので、
市には、3つのクラスがあるわけです。

話を、もとに戻します。
北京から、高速道路でいったんですけど、
どこで下りたらいいか、わからない。
たちまち、また脱線ですけど、この高速道路は「G4」と表記され、
以前は「京石高速」と呼んでいました。
北京と、河北省の石家荘を結ぶ、というわけです。
いまは名が変わって、「京港澳高速」です。
北京と、香港、澳門(マカオ)を結ぶ、というわけ。
中国の広さと、高速道路の発達を、実感させられます。

例によって、小郭は、地図をもっていません。
小休憩をとった、サービスエリアの、売店の奥に、
地図コーナーがあったので、
河北省とその周辺の、道路を中心とした地図を買いました。
薄いけれども、B4版と大きく、みやすいのです。
小郭は、その地図をみて、高速の出口を決めました。
往きは、それで、なんの問題もなかったのです。

そのあとも、私は、地図を研究しました。
帰りは、大同市霊丘県の、南天門自然植物園へと、
決めています。
北京から、河北省の高碑店までは、高速ですぐ。
高碑店から、河北省の[シ来]源までは、
距離は短いけど、山道でたいへん。
しばしば、たどったことのある、ルートです。
いま地図をみると、高碑店−[シ来]源が、
実線の高速道路で、結ばれています。
省クラスの、「張石高速」(S10)。
張家口−石家荘、ですね。
うわー! ついに開通!
北京−[シ来]源が、3時間ほどになるでしょう。
[シ来]源から、植物園までは、40分ほど。

高碑店からの高速は、易県を抜けます。
秦の始皇帝の暗殺にむかう、壮士・荊軻が、
「風蕭々として易水寒し…」と歌った、易水がここにあります。
そこからさらにすすむと、清西陵があります。
清の皇帝の陵墓は、2か所に分かれており、
ここはそのうちの1か所。
世界遺産です。
高速道路が、なんと、ここで切れてしまったんですよ。
そこからあとは、以前と同じ山道。
こんなことなら、べつの道をたどったほうがよかったのに。

とにかくいまは、高速道路建設の大ラッシュです。
この地図にも、点線で表された建設中、ないしは計画中の
路線がいっぱいあります。
地図にない、道路もたくさんあれば、
地図にはあっても、実際にはない道路もある。
私があの地図を買わなかったら、
小郭は、もっと入念に、地元の人に、きいて回ったでしょう。
posted by koko_tayori at 17:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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